おすすめ絵本『ぼくを探しに』---元幼稚園教諭の絵本紹介--- 

ぼくを探しに

『ぼくを探しに』大人もこどもも楽しめる素敵な絵本

シェル・シルヴァスタイン作の「ぼくを探しに」
黒い線のみで描かれたシンプルなイラストが、なんともシュールな絵本です。
 
こども向けの絵本として出版されていますが、大人が読んでも楽しめる内容です。
まぁ、楽しめるというか、「考えさせられる」と言った方が正しいかもしれませんね。
 
今回は、「ぼくを探しに」を紹介したいと思います。
 

目次【この記事の内容】






「ぼくを探しに」のあらすじ

主人公の「ぼく」が、「足りないかけら」を探しに行きます。
花の匂いをかいだり、虫と追いかけっこしたりしながら、自分にピッタリのかけらを探す「ぼく」
小さかったり、大きかったり、尖りすぎていたり、いろいろなかけらを試しているうちに、ついに自分にぴったりのかけらを見つけることができました。
 
ぴったりのかけらをはめて、きれいな丸になった「ぼく」は、途中で止まることなくコロコロ転がり始めますが・・・。
 

「ぼく」の、ある一言がとても深い

主人公の「ぼく」が、物語の後半
「なるほど つまり そういうわけだったのか」と呟きます。
 
この一言が、とても深い
物語のすべてを、語っている一言だと思います。
 
必ずしも
「足りないかけら」=「必要なかけら」
ではないということなんだと思います。
 

読み聞かせのポイントは、余韻を残すこと

余韻を残すことは、読み聞かせ全般に大切なことですが、
この絵本の場合は、より一層大切だと思います。
 
主人公の「ぼく」は、絵本を読んでいる自分自身、絵本を見ているこども自身です。
読む人、時期、タイミングによって、全く別の感じ方をする絵本だからこそ、
読み聞かせのあとの読み手の一言で、読後感を統一してはいけません。
 
読み終わった後は、
何も言わず、何も語らず、ただ静かに本を閉じるようにしましょう。
 

シェル・シルヴァスタイン作のおすすめ絵本


「おおきな木」
シルヴァスタインの絵本では、こちらの方が有名かもしれません。数年前に、作家の村上春樹さんの新訳版が出て話題になりましたね。







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です