絵本『ひゃくにんのおとうさん』 海外の昔話はやっぱりおもしろい 


 

海外の昔話はおもしろい

「昔話」と聞いてすぐに思い浮かぶのは「ももたろう」「うらしまたろう」「かぐや姫」など日本の昔話だと思います。
もちろん日本の昔話は面白いし、絵本もたくさん出ています。
 
それでは、「海外の昔話」と聞いて思い浮かぶお話はありますか?
 
例えば
「三びきのやぎのがらがらどん」「三びきのこぶた」「おだんごぱん」「てぶくろ」など、実は名作絵本と呼ばれるものの中には、たくさんの海外の昔話があるんです。
 
つまり、見出しのとおり「海外の昔話はおもしろい」んです。
 
海外と言っても、個人的なおすすめはアジア圏の昔話。
メジャーお話は少ないですが、隠れた名作がたくさんあります。
 
ということで、今回は福音館書店から出ている「ひゃくにんのおとうさん」を紹介します。
絵の雰囲気からわかると思いますが、中国の昔話です。
 

オチがわかっても最後まで楽しめる

内容は、簡単に言うと入れたものが100倍に増えて出てくる不思議な「かめ」の話です。
 
このかめを最初に手に入れた親切は夫婦は、村の人たちのために「かさ」や「てつなべ」を100倍にします。
このあたりから、「さいごは、誰かのお父さんが100倍にふえちゃうんだろうな…」とオチがだいたいわかってしまいます。
しかし、お話がおもしろくなるのはここから。
 
ふしぎなかめの噂を聞きつけた地主は、その「かめ」を奪ってしまいます。
そして、昔話のお約束通り、悪者には天誅が下るのですが、この地主のドタバタ劇がとにかくおもしろい!
 
真っ暗な「かめ」の中をよく見ようと、火で照らした途端にその火が100倍の炎になって大慌て、火を消そうと水を入れると今度は水が100倍になって大洪水に。
最後に「待ってました!」と言わんばかりのタイミングで「お父さん」が登場という、見事なまでのドタバタっぷり。
そしてその様子を見事に表現している絵が最高です。
 
題名と話の導入部分でオチは完全にわかってしまいますが、それでもおもしろい。
いや、オチがわかるからこそおもしろいと言えるのかなと思います。
 

残念ながら今は絶版状態

福音館書店の絵本は、名作揃いです。「ひゃくにんのおとうさん」ももちろん名作。
ただ、残念ながら現在は絶版状態となっていますので、新品を手に入れるのは非常に難しいです。
Amazonでも探しましたが、中古品が定価よりも高い価格で出品されているという状況。。。
 
どうしても欲しい方は、ネットオークションやフリマアプリで探すしかないようです。
 
福音館書店さんには、ぜひ復刻をしていただきたい名作絵本です。
 



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