【梅雨におすすめ】雨の日に楽しむ絵本を、元幼稚園教諭が紹介します。

アジサイ 絵本・紙芝居

先日、奄美が梅雨入りというニュースを聞きました。
静岡でも、今週は雨の予報が出ていて、「今年もこの季節がやってきてしまったか」という今日この頃です。

「雨」という言葉でイメージするものは人それぞれだと思いますが、梅雨のニュースを聞いた時に最初に思い浮かんだのは「ぞうくんのあめふりさんぽ」の絵本でした。

保育の現場では、季節や行事、天気に合わせて絵本を選ぶことが多いと思います。
僕自身もそうでした。
幼稚園教諭時代、「今日は雨が降ってるから、この絵本を読もう」「今日は暑かったから、この絵本にしようかな」と、その日の天気や気候に合わせて絵本を選ぶことがよくありました。

ということで、今回は「雨の日におすすめの絵本」を紹介したいと思います。

雨の日に、幼稚園や保育園、おうちでこどもと一緒に楽しむ参考にしてもらえたら嬉しいです。

雨の日におすすめの絵本

ぞうくんのあめふりさんぽ

「ぞうくんのさんぽ」シリーズの雨の日バージョンです。雨が降ってもぞうくんはごきげんでお散歩。いつものようにかばくん、わにくん、かめくんを散歩に誘います。
すると「いけのなかなら いいよ」という返事。前作とは違う散歩の仕方がおもしろいですね。

そして、おなじみの「ばっしゃーん」の場面。今回は、ちょっとしたサプライズがあります(笑)
ほのぼのした雰囲気で、シンプルなストーリーだからこそ、何度読んでも楽しい名作絵本なんですよね。

おじさんのかさ


この絵本、読み始めてしばらくすると、こどもたちが「ん?」という表情をします(笑)
雨が降っているのに傘をささないおじさん。傘を持っているのに、人の傘にいれてもらうおじさん。自分が濡れても傘を濡らさないようにするおじさん。
物語が進むにつれて、こどもたちの「ん?」が笑いに変わり、おじさんが傘を広げる場面では歓声が!(笑)
読み終わった時には、不思議な満足感を味わうことができる絵本です。

おじさんが傘を開くきっかけになった「あめがふったら、ぴっちょんちょん」という言葉も、リズミカルで楽しいですね。

あめふりうさぎ


自分が泣くと雨を降らせてしまう うさぎの子のお話です。
雨を降らせてしまうことで悲しいこともありますが、最後はみんなから褒めてもらって、嬉し涙を流します。せなけいこさんらしいユーモアが詰まった絵本です。
遠足の場面もあるので、遠足の前日に読んでも楽しいかもしれませんね。

ちいさなきいろいかさ


新しい傘を買ってもらうと、雨の日が待ち遠しくなりますよね。「早く雨がふらないかなぁ」「雨の日に傘をさして歩きたいな」というこどもたちなら、きっと共感して楽しめる絵本です。

大好きな黄色い傘を買ってもらったなっちゃんは、一人で散歩に出かけます。
散歩の途中、雨に濡れて困っている動物たちを次々に傘に入れてあげます。最初は小さかった黄色い傘が、動物たちの大きさに合わせてどんどん形を変えていく楽しい絵本です。

動物が出てくるたびに、「えーー!入れないでしょ!?」「無理無理!」というこどもたちの反応も面白いですね。
絶対に入れないだろうというところに入ってしまう意外性は、「てぶくろ」と似ていると思います。

まとめ

雨に関する絵本には、「雨の日を楽しむためのヒント」が詰まっているように感じます。
雨の日の散歩だったり、雨音のおもしろさだったり、傘をさすことの楽しさだったり。
晴れの日に比べると、どうしても憂鬱になりそうな雨の日。
そんな日だからこそ、絵本をとおして、雨の日ならではの楽しさをこどもたちと共有したいですね。

この記事を書いた人
さとし

二児の父。静岡在住。年間100以上の本を読みます。
趣味のDIYや読書について投稿します。
最近はダイエットにも挑戦していて、半年で10kgの減量に成功しました。

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