こどもと一緒に木工遊びをするときや、ちょっとしたDIYで、「紙やすり、使いたいなぁ」という場面は必ずあると思います。
ただ、いざ紙やすりを買いにホームセンターや100円ショップに行くと「#○○○」という番号が何種類もあり、「どれを買うのがいいのかな?」と戸惑うことがあるのではないでしょうか?
木工の仕上げに、紙やすりは不可欠な道具です。そして使い方によって、作品の出来栄えが大きく変わってきてしまうのも事実。
今回は、紙やすりの種類や使い方を記事にしようと思います。
【この記事は、こんな方におすすめ】
・紙やすりについて知りたい。
・こどもと一緒に木工遊びをしたいと考えている方
・DIYで何か作りたいと思っている方
実はいろいろな種類がある「紙やすり」
「紙やすり」と言っても、実はいろいろな種類があります。
素材によって特長が違いますので、まずは簡単に紹介をしたいと思います。
紙やすり
一般的に「紙やすり」と言ったら、茶色くて紙製のやすりと思い浮かべるのではないでしょうか。安価で手に入り、簡単なDIYや木工遊びにおすすめです。
厚紙でできているの非常に扱いやすいですが、耐久性は低いです。また、目詰まりも起こしやすいですね。
空研ぎやすり(からとぎやすり)
上記の紙やすりと同じで、厚紙でできていますが、その上に合成樹脂や目詰まり防止剤でコーティングされています。
目詰まりしにくく、耐久性に優れているため、紙やすりよりも長く使うことができます。大きな作品や本格的な木工をする際には、こちらの空研ぎやすりがおすすめです。
耐水ペーパー
簡単に言うと、紙やすりの耐水バージョンです。水に濡れても使えるため、オイルフィニッシュを施す時に重宝します。
他にも、スポンジやメッシュタイプのものもありますが、木工のDIYでよく使うのは上記の3つだと思います。
興味のある方は、ホームセンターでいろいろなヤスリを手にとってみるのもいいかもしれませんね。
紙やすりの数字(#○○○)は、目の荒さを表している
紙やすりには「#240」「#150」などの数字が表示されています。
この数字は、やすりの目の大きさを表しています。
大きいほど、目の荒いやすり。数字が細かいほど、目の細かいやすりになります。
最初はなかなか覚えにくいと思いますので、「同じ面積の中に数字の数だけ目が詰まっている」と考えるのがいいかと思います。
たとえば、
「やすり1枚の中に150個の目があるやすりと、240個の目があるやすり。より目が細かいのはどっちだ?」と考えるとわかりやすいですね。
※本当の目の数とは違いますので、あくまでも考え方としてです。
目の荒いやすりで削り、細かいやすりで仕上げる
やすりを使う順番は、
荒いもの(数字の小さいもの)→細かいもの(数字の大きいもの)です。
荒いやすりで形を作り、細かいやすりで表面を整えるイメージですね。
#40〜#100
もっとも目が荒く、「削る」というイメージ
形を修正したり、角ばった木材に丸みを出したりする時に使います。
このぐらいの紙やすりを使うと、曲線を出すことも可能です。
#100〜#200
目は荒いですが、形を修正できるほど削る必要はない時に使います。
僕は「面取り(木材の角に丸みを付ける)」時に、よく#150を使っています。
#200〜#320
表面をさらさらにするときや、荒いやすりで削ったあとの仕上げなど、様々な用途で使えます。
やすり選びで迷ったら、まずはこの辺りを1枚買ってみるといいですね。
ちなみに、僕が仕上げに使のは#320が多いです。
#400〜
かなり細かいやすりです。
木材に塗装をしたあとの仕上げや、ツヤ出しに使います。
さらに細かい600番台のやすりもありますが、DIYで使うならどんなに細かくても400番台で十分だと思います。
紙やすりの使い方
ホームセンターなどでは、大きめのシートやロール状になって売られていることが多いと思います。
このままでは使いにくいので、買ってきたらまずは使いやすい大きさに切りましょう。
僕の場合は、下の写真のように手のひら大ぐらいに切って保管してあります。
実際に使う時には、こんな感じで小さな木片に巻いて使うのがおすすめです。
紙のまま使うより力も入るし、均一にやすりをかけることができます。
こどもが使う場合には、やすりと木片をボンドで貼り付けてあげると使いやすくなります。
もちろん、大人でも使いやすいので試してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
・木工には、紙やすり、空研ぎやすり、耐水ペーパーの3種類がおすすめ
・数字の大きいやすりで形を整えて、数字の小さいやすりで仕上げる。
・紙やすりを使う時は、小さな木片に巻くと使いやすい。
用途にあったサンドペーパーを使うことで、作品の仕上がりをよくすることができます。
いろいろ試してみて、作品に合ったサンドペーペーを探してみてくださいね。
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