Leeson1−1 保育の意義【保育原理】保育士試験合格への道

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Lesson1−1 保育の意義【保育原理】

こんにちは。スマイル工房の髙城です。

 

僕は、幼稚園教諭として10年以上勤務していましたが、実は保育士資格は持っていません。「学生のうちに取っておいた方がいい」とは聞いていて、大学時代に3度挑戦しましたが(その頃は試験の回数が年に1回でした)、試験に合格できないまま幼稚園に就職。

幼稚園教員免許しか使う必要がなくなったので、保育士資格取得への意欲が下がってしまいました。それでも、幼稚園勤務時に何度か挑戦はしたのですが、結局受かることができませんでした。

 

幼稚園を辞めてちょっと時間にゆとりができたので、何年かぶり(10年ぶりぐらい?)に挑戦しようと思い立ちました!
 

一人での勉強となるとモチベーションが上がらず続ける自信がないので、このHPを勉強のアウトプットの場、進度報告の場にしていこうかなと思います。
保育試験合格を目指す方がいたら、一緒にがんばっていきましょう!
 

 

 

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保育の意義と基本理念

養護と教育の一体化

保育とは…「養護」と「教育」が一体となった営みのこと

子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている

引用:厚生労働省「保育所保育指針」第1章総則

乳幼児は、大人が養護しなければ生命の危機に直面します。小さな子どもの生命を存続させ、成長させる「養護」と、人間として生きていくための能力(言語や知識、行動様式などの社会性)の獲得を促していく「教育」を一体化したものが「保育」です。
 

保育の基本理念

保育の基本理念については、「児童福祉法」第1条で、このように示されています。

第1条 すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。
2 すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。

難しい文言が並んでいますが、一人一人の子どもを大切にして、子どもの成長と社会の成長をみんなで目指しましょうという感じですかね。
最近は虐待などの悲しいニュースが多いので、この保育の基本理念はすごく大切な気がします。
 

児童観の変遷

児童憲章と児童の権利に関する条約

「児童憲章」の中で、すべての子どもについて以下のことがうたわれています。

・児童は、人として尊ばれる
・児童は、社会の一員として重んぜられる
・児童は、よい環境の中で育てられる

 

児童憲章と混ざってしまいそうなのが、「児童の権利に関する条約」ではないでしょうか。
こちらは、子どもの人権についての条約です。
 

児童の権利に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。
引用:「児童の権利に関する条約」第3条第1項

「子どもたち一人一人が、みんなの宝物ですよ」と言っているのが児童憲章。「子どもの権利を大切にしましょう。大人と同じように人権がありますよ」と言っているのが児童の権利に関する条約。といった感じですね。

ちなみに、「児童憲章」は日本国内のもので、「児童の権利に関する条約」は第44回国連総会において採択された世界的なものです。
子どもたちの大切さは、世界共通ですね。
 

保育所の社会的役割

保育所とは

保育所と幼稚園。保育施設として同じに見られがちですが、いろいろな違いがあります。


また、2006年からは、保育所と幼稚園の二つの機能を併せ持つ施設として、認定こども園がスタートしました。
さらに、2015年からは内閣府が管轄する幼保連携型認定こども園も始まりました。
 

保育所の役割

共働き世帯の増加、少子化、都市化など、子どもたちの生活環境は年々変わってきています。それに伴い、保育所が果たす役割も多様化していると言えます。
 

・地域の子育て家庭を支援し、乳幼児の保育に関する相談や助言を行う。
・地域の社会資源の一つとして、地域交流に積極的に関わっていく。
・家庭や地域との連携
 

なども、保育所の大切な役割として覚えておきましょう。
 

 

家庭と保育所

家庭における保育

生活の基盤となる家庭には、実は様々な機能が求められています。その機能を意識することが、家庭と保育所の連携には大切です。
 

<家庭の機能>
・人格形成の場として、愛され、愛することを実感する。信頼関係を築くことで、子どもの心が安定する。
・犯罪や事故などから子どもを守り、心身の健康を保つ。
・「言葉」「技能」「知識」などを伝達し、習得させる。
・価値観や人間観、人生観などを学ぶためのモデルとしての機能。
 

保育所における保育

入所した子どもの最善の利益を考慮し、保育をすることが必要です。また、集団生活の中であっても、一人一人が安心して、落ち着いた生活を送ることができるように環境を整えていくことも大事です。
集団として子どもを見るのではなく、一人の子どもとして尊重し、大切にかかわっていきたいですね。
 

まとめ

保育原理は、こんな感じで難しい文言や法令関係の暗記物が多い印象です。
子どもたちにとってのより良い生活とは何かを思い浮かべながら、保育の意義や保育所の役割などを考えると理解しやすいと思います。
 

これで第1回目は終了です。このような感じで、保育士試験に向けて勉強をしていきたいと思いますので、もしよろしければ、お付き合いください。
 

それでは、また次回!

この記事を書いた人
さとし

二児の父。静岡在住。年間100以上の本を読みます。
趣味のDIYや読書について投稿します。
最近はダイエットにも挑戦していて、半年で10kgの減量に成功しました。

DIY、健康、読書メインの雑記ブログです。

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