・こどもサイズのカホンが欲しい
・カホンの詳しい作り方を知りたい
そんな悩みに答えます。
カホンとは?
カホンとは、スペイン語で「箱」の意味。
名前のとおり箱の形をしていて、本体に座って両手や足を使って演奏する打楽器です。
本体の中に「響き弦」の仕組みがあるので、叩いた時にバシッという気持ちのいいバズ音を楽しむことができます。
カホンは手作りできる?もちろんできます!
カホンの仕組みを理解すると、「これは自分で作れるのでは?」と思う方が多いと思います。
それもそのはず、構造としては「箱」で、穴をあけるだけなので。
もちろん楽器メーカーから出ている本物のカホンには及ばないものの、
・こどもサイズのカホンがほしい
という場合には、手作りをするのはおすすめです。
以下、カホンの作り方を紹介していきますね。
カホンの材料
今回は、こどもサイズのカホンを作ります。
必要な材料は、
・木材
・ギターの弦
・ターンバックル(弦のテンションを調節する金具)
以上です。
詳しく説明しますね。
木材
木材は、合板もしくはMDF材がおすすめです。理由としては、反りや狂いが少ないことと、必要な厚さのものが手に入りやすいからです。
今回は15mm厚と2mm厚の2種類を使います。
必要なサイズは、以下の図のとおり
出来上がりサイズは、300mm×300mm×200mになります。
木材のカットは、ホームセンターのカットサービスを利用すると正確で時間短縮にもなります。
ギターの弦
響き弦として利用します。アコースティックギターの弦がおすすめです。
ギターの弦ではなくて、スネアドラムのスナッピーを取り付ける方も多いようですが、個人的にはギター弦の方がしっかりとバズ音が出るように思います。
取り付け自体はスナッピーの方が簡単なので、そのあたりはお好みで
ターンバックル
ギター弦を固定し、テンション(張り具合)を調節するための金具です。ホームセンターで購入できます。
スナッピーを使用する場合は、必要ありません。
カホンの作り方
材料がそろったら、いよいよ組み立てていきます!
外枠を組み立てる
まずは外枠を組み立てましょう。最終的には、図のような形を目指します。
15mm厚の側板と、座面、底板を木ネジで固定します。
この時に、しっかりと直角になっているかを確認してください。
弦を取り付けるための木材には、あらかじめ穴を空けておきましょう。
等間隔でいくつか空けておくと、弦の響き具合によって調節できます。
弦取り付け用の木材を本体に固定する時には、上の写真のように本体の端から0.5mmほど隙間を空けて固定します。
ここが離れすぎると、打面を打ったときに、板が弦に触れずに鳴らないので気を付けてください。
響き弦機構を作る
先ほど取り付けた木材に弦を通します。
弦の端をターンバックルに取り付けます。
この写真では、弦をまとめてターンバックルに取り付けていますが、弦1本につきターンバックル1つの方が、しっかりと弦にテンションをかけることができます。次回作るときの修正箇所ですね。
打面と背面の板を固定する
弦を取り付けたら、完成までもう一息です!
まずは打面の固定
打面を叩いたときに、弦に当たるかどうかを確認してください。
背面にサウンドホールを空けて完成です。基本は丸ですが、今回は子ども用なので、ウサギと音符をモチーフにした穴にしてみました。
くり抜き加工のコツは、こちらの記事をどうぞ
完成・まとめ
ヤスリで角を丸くしたら完成です!
構造自体は単純なので、DIYでも十分に作れます。そして、思ったよりもいい音がしました!
練習用や子ども用としては、十分だと思います。
サイズを変えれば、大人用も作れますね。
それでは、おつかれさまでした。
コメント