今回は、田島征三さんの「とべバッタ」を紹介します。力強く、味のある絵が魅力的な絵本です。
ちなみに僕は、読み聞かせ歴20年以上。幼稚園教諭時代、小学校・中学校の読み聞かせボランティアでの読み聞かせなど、いろいろな年代のこどもたちに読み聞かせをしてきました。
そんな経験から、個人的おすすめの絵本を気の向くままに紹介しています。
「とべバッタ」のあらすじ
以下、Amazonより抜粋
恐ろしい天敵から身を守るため、小さな茂みに隠れすんでいたバッタが決心して、大空に向かって飛んでいった。力強く痛快な絵本。
引用元:Amazon
「とべバッタ」は年中~年長におすすめ
表紙を見た瞬間に、力強さを感じる絵本です。絵からもわかるように、生きるための力強さを表現している絵本です。絵の好き嫌いはあるかもしれませんが、ストーリーはシンプルなので年中さんぐらいから楽しめると思います。
「とべバッタ」のココがおもしろい!
個人的に、「とべバッタ」のおもしろさは「勢い」だと思っています。
勢いと力強さを感じる絵はもちろんですが、内容的にもかなり勢いがあります。
バッタがジャンプして、カマキリやクモの巣をバラバラにする場面。どれだけの勢いで飛び出したらそうなるのかと考えると、なんだかワクワクしてしまいます。
途中、バッタにとって危ない場面もありますが、生きるための本能とでも言えばいいのか、力強く飛び続けます。
力強さと、生きる喜びを存分に味わうことができる絵本です。
読み聞かせのポイント
独特なタッチの絵なので、絵がどうなっているのか(バッタがどこにいるのか、今はどういう場面なのか)をじっくり見ることができるようにするのがポイントだと思います。
ストーリーのスピード感を損なわない程度に、じっくり絵を見る時間をとるようにするといいですね。
まとめ
虫が出てくる季節に楽しむにはぴったりの絵本です。「とべバッタ」をとおして、生き物の力強さや昆虫の魅力を感じることができるといいですね。
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