ホームセンターに行くと、いろいろな種類のネジがありますよね。
その中でどれを選べばいいのか?木ネジとコーススレッド、同じように見えるけど何が違うの?と迷ってしまう人も多いと思います。
今回はDIYの基本、ネジについて詳しく解説します。
木ネジとコーススレッドの違いは「ネジ山」
木ネジとは
木ネジは、「もくねじ」と読みます。名前の通り「木材専用のネジ」ですね。タッピングネジと似ていますが、全長の3分の2ほどがネジになっているのが特徴です。
コーススレッドとは
コーススレッド(Coarse thread)は、荒い(=coarse)ねじ山(=thread)という意味です。
つまり、ネジ山とネジ山の間隔が荒い形状のネジのことです。
またコーススレッドは、熱処理加工が施されており固いので、電動ドライバーやインパクトドライバ向きのネジです。
つまり、
・ネジ山が細かい→全長の3分の2がネジ山=木ネジ
・ネジ山が細かい→全長の全てがネジ山=タッピングネジ
と覚えておけばOKです。
半ネジと全ネジ
ネジには、半ネジと全ネジがある
ネジの頭から先端まですべてネジ山のものを全ネジ、
先端から途中まではネジ山があり、残りは真っすぐのものを半ネジと言います。
木ネジは半ネジ、タッピングネジは全ネジですが、コーススレッドには全ネジと半ネジのどちらもあります。
それぞれの特徴を理解し、用途によって使い分けることができれば、さらにDIYがおもしろくなると思います。
半ネジのメリット
半ネジは、接合した木材同士を引き寄せる効果があります。隙間なく木材同士を締結したい時や、木材の反りや捻じれを矯正しながら締結しい時には半ネジが便利です。
全ネジのメリット
全ネジは、締結した木材の両方にしっかりネジ山で固定されるので、ネジ頭が取れてしまった場合でも木材同士が離れることはありません。ネジ頭が劣化しやすい屋外で使う物を作る場合は、全ネジを使う方がいいですね。
まとめ
・コーススレッドは、ネジ山が荒く電動工具用。全ネジと半ネジがある。
・木ネジは木材専用のネジで、半ネジ。
ホームセンターでは、ネジの種類はもちろん、太さ・長さなど多種多様なネジが売られています。基本的な種類や用途を知っておくことで、適切なネジを迷わずに購入することができますね。
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