2022年11月の読書記録&おすすめ本紹介

小説

今回は、2022年11月の読書記録とおすすめ本の紹介です。

読んだ本は全部で10冊。先月と同じ冊数ですね。前半はかなりのペースで読んでいたのですが、森絵都さんの「みかづき」を読むのにけっこう時間がかかってしまったのと、後半はワールドカップを観ていたので後半ペースダウン。
それでも10冊は読めたので十分かなと思います。

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2022年11月のおすすめベスト3

第1位『いけないII』道尾秀介


各章のラストに出てくる写真で、それまで見えなかった真相が見えてくるという体験型ミステリの第2弾。
前作「いけない」がおもしろかったので、かなり楽しみにしていました。そして、期待を裏切らない素晴らしい作品。

各章の写真を見て、それまでの事実と照らし合わせると、事件の真相が見えてきます。おもしろいのは、その写真の内容に関しては小説内の探偵役は知らないということ。
つまり、探偵役が知らない事実を根拠にして、推理を一歩前身させることができるんです。
すべての真相を見抜くことができれば、自分で事件を解決した達成感を味わうことができますよ。
(2022年11月1日 読了)

第2位『また、同じ夢を見ていた』住野よる


「幸せとは?」というテーマが、小学生の小柳奈ノ花の視点で描かれています。様々な年代、個性の登場人物たちとのかかわりを通して、奈乃花が自分にとっての幸せを見つけていきます。
読み終わって「こういう作品に出会うことができるのが幸せってことだよなぁ」と思える、心地よい物語でした。読む人によっては、物足りない、軽い、と感じるかもしれませんが、個人的には住野よるさんの文章は好きです。
(2022年11月8日 読了)

第3位『空想オルガン』初野晴


ハルチカシリーズの3作目。ハルチカコンビのドタバタが楽しいシリーズですが、謎の裏に潜む真実は少しずつ重くなっている印象。特に表題作「空想オルガン」は秀逸。
「オルガン」の別の意味、知りませんでした。人と人とのつながり、何気ない日常がとても大切な事だと改めて考えさせられる内容でした。
テーマは重くとも、しっかりコメディもしてますので暗くならずに読むことができます。
(2022年11月13日 読了)

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2022年11月に読んだ本

『D坂の殺人事件』江戸川乱歩


「人間椅子」はやっぱり何度読んでも圧巻。そして、初めて読んだ「何者」がすごかった。登場人物の気になる行動が見事に真相につながっていくという構成。読み終わったあと、「江戸川乱歩すごいなぁ」とため息がでました。
(2022年11月3日 読了)

『ラバー・ソウル』井上夢人


中盤あたりから、人物像と行動に違和感を覚え始めましたが、真相には気付かず。ラスト、ある登場人物の印象がガラッと変わる驚きの展開でした。
井上夢人さんの作品は「魔法使いの弟子たち」など、エンタテインメント性が高いものが多いですね。ボリュームはあっても、先へ先へと読ませるワクワク感があるのであっという間に読めてしまいます。
(2022年11月5日 読了)

『文豪ストレイドッグス 太宰治の入社試験』朝霧カフカ


中三の娘が文ストにはまっているので、その影響で。
漫画やアニメで、世界観や基本的な設定を知っていた方が楽しめると思います。
(2022年11月6日 読了)

『連続殺人鬼カエル男』中山七里


けっこうグロテスクな描写がありますので、読む際にはお気をつけて。
自閉症や精神疾患について、少し偏った描かれ方がしているのが気になって、一度挫折。それでも中盤以降、おもしろくなってきたのでなんとか読了できました。
(2022年11月14日 読了)

『十角館の殺人』綾辻行人


言わずと知れた名作ミステリ。実は10年以上前に一度読んだことがあったんですが、細かいところや犯人をすっかり忘れていたのでまっさらな気持ちで楽しめました笑。
さすがの構成、緻密に練られたプロット。おもしろかったです。
(2022年11月17日 読了)

『Iの悲劇』


誰もいなくなった廃村に人を呼び戻すためのIターンプロジェクト。そのプロジェクトを推進するための「甦り課」。移住してきた人々はそれぞれ一癖ありそうな感じ。一つ一つの章はもちろんおもしろいですが、最後は驚きの結末です。読後感は、決して良いとは言えませんね。大きな事件が起きるわけではありませんが、雰囲気は「儚い羊たちの祝宴」に近いような気がします。
(2022年11月23日 読了)

『みかづき』森絵都


「はじめての」で森絵都さんの作品に興味をもち、読んでみようと手に取ったのがこの「みかづき」でした。正直に言うと、「まずはもう少し短めの作品にすればよかった」といったところ。おもしろいですが、長いです。
小学校の用務員だった主人公が塾の講師になり、その塾の隆盛や衰退、主人公家族の成長が描かれています。章が変わると一気に何年も経っていて、さっきまで小学生だった子が高校生、次にはいきなり子どもができていたり、まるで大河ドラマを観ているような感覚。
「みかづき」というタイトルの深さに感動します。
(2022年11月28日 読了)

まとめ

2022年11月は、10冊の本を読みました。後半はワールドカップを観ていてペースが落ちたので、たぶん12月はさらに読めないだろうと思っています。
12月は「かがみの孤城」の映画が公開になるので、せっかくなら原作も再読したいけど、ちょっと難しいかな。

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