今回は、一本歯下駄の作り方を紹介します。
下駄の歯が一本の下駄で、外遊びのおもちゃはもちろん、体幹トレーニングとしてもおすすめ。
自分に合ったサイズで作れるよ!
一本歯下駄の材料
今回は、1×4材を使った場合を想定していますが、どんな木材でも作ることができます。
強度を考えると、厚さは13mm以上あった方がいいと思います。
一本歯下駄のサイズ
木材のサイズは、以下の図を参考にして決めてください。
ポイントは次の3つです。
- 親指と人差し指の間に印
- くるぶしの位置に印
- 土踏まずの中央の位置に印
この他に、歯の部分に使う木材が必要です。同じ厚さの木材を50mm〜100mmほどにカットしたものを2つ準備してください。
下駄を作る場合、必ず木表が上になるようにしてください。木表に足を乗せて印を付けると間違いがないと思います。
一本歯下駄の作り方
それでは作っていきましょう。
まずは材料の確認です。下の図は、足のサイズが24cmの人の場合ですね。
歯に使う木材は、今回は75mmにしてあります。このうち10mmほどは埋め込むため、完成したときの歯の高さは70mmになります。
この歯の高さについてはお好みで調整してください。ただ、あまり高くしすぎると転んだ時に足をひねったり、下駄が壊れたりする原因になります。高くても100mmまでがいいと思います。
では木材を加工していきます。親指と人差指の間に、12mmの穴をあけます。くるぶしの位置の穴は、それよりも小さめの6mmの穴をあけます。
最後に鼻緒を通す穴なので、大きさは違っても大丈夫です。
次に、土踏まずの位置に下駄の刃を付けるための溝を掘ります。木裏側に幅19mm(歯の木材の厚み分)の線を引いて、溝を掘ってください。
この時に、必ず木裏側に溝を掘るようにしてください。
溝の掘り方はこちら
下駄の前部分を斜めにカットします。15mmほどの三角を切り落とすようにノコギリで切りましょう。
この切り落とした三角はあとで使います。もし小さすぎて崩れてしまったら、他の端材から三角形を切り出してください。
溝にボンドを付けて、歯を取り付けます。
最初に付けた土踏まずの線上に、2個所ほど木ネジを打ちましょう。ボンドと木ネジでかなりの強度で固定できるはずです。
さらに強度を出すために、歯の前後に先程切り落とした三角の木材を取り付けます。
斜めに木ネジを打てる場合は、三角側から木ネジを打つことをおすすめします。より頑丈になります。
難しい場合には、ボンドでしっかり固定して24時間以上乾燥させましょう。
前後から固定するので、しっかり乾燥さればボンドだけでも十分だと思います。
あとは鼻緒を取り付ければOK
鼻緒は、手芸屋さんで買える綿テープか、使う古したタオルを割いたもの、余り布等なんでも大丈夫です。それらを6本親指側に通して、3本ずつ三つ編みしてくるぶし側に通してください。
まとめ
基本的な道具があれば簡単に作れる一本歯下駄。溝を掘るのが難しいようなら溝を掘らなくても作れます。その場合、木ネジを3本にしたり補強の三角形を大きくしたりするといいと思います。
お子さんのおもちゃに、自分の運動用に、ぜひ作ってみてください。
スライド丸鋸があると、斜めカットや溝掘りがとても簡単にできますよ。
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