最近は、箱やキーホルダーなど小物作りにハマっています。
小さい物を作っていると、1mm以下のちょっとしたズレが気になることが多いです。
電動のスライド丸鋸を使えば精度は出ますが、音が大きかったり出すのが面倒だったりするのも事実。
なので、ちょっとした小物作りに使えるノコギリ用治具(マイターボックス)を作ってみました。
端材で作ったので図面はありませんが、使い方を紹介します。
治具(じぐ)とは?
DIYをしていると、治具という言葉を聞く機会は多いと思います。
治具(じぐ)とは、加工物を固定したり位置決めをしたりして、加工しやすくする補助工具のこと。
その治具の中でも、ノコギリを固定してまっすぐ切ったり正確な角度切りをしたりするための治具のことを「マイターボックス」と呼びます。
市販のマイターボックスもありますが、端材を活用して作ることもできます。
今回は小物作りでよく使う直線切り、45°の角度切りができるマイターボックスを作ってみました。
大きな木材を切りたい時には、ノコギリガイドがオススメ
自作マイターボックスの紹介
基本的な使い方はどの部分も同じで、マグネットにノコギリを貼り付けて動かします。
ノコギリが固定されるため、刃がブレずにまっすぐ切ることができます。
反対側は45°の斜め切り
箱の側板などを作るときに便利です。
マグネットにノコギリを貼り付けて使うため、あさり無しのノコギリがおすすめです。普通のノコギリではマグネットが削れてしまいます。
治具を自作するメリット・デメリットと作る時のコツ
自分で治具を作るメリット
今回で治具を作るメリットとしては、自分に必要な機能を搭載できることです。
今回のマイターボックスは、小物作りのみに使う予定なので、大きな木材は入りません。
こんな風に、自分の使う目的や使う予定の木材にピッタリの治具を作ることができます。
自分で治具を作るデメリット
すべて自分で作るため、作り方によっては市販のものよりも精度が劣る可能性はあります。
実際に、今回作ったマイターボックスでも直線切り部分が少し歪んでしまいました。
治具を作る時のコツ
治具を作るときに一番大切なのは、精度を出すこと。治具の精度が出ていないと、加工する部材も精度が出ません。
精度を出すには、スライド丸鋸や丸鋸などの電動工具を活用したり、スコヤなどで都度直角を確認することが大切です。
まとめ
今回作ってみて思ったのは、やはり市販品はサイズや使い勝手などがしっかり考えられているということでした。
全体的にコンパクトにしてしまったため、切る木材を押さえにくくなってしまいました。あとは、直線切り部分の精度がいまいち。近いうちにまた作り直すと思います。
それでも治具作りはけっこう楽しい。自分で考えたり工夫したりするのがDIYの醍醐味ですね。
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