DIYにオススメ!木製コンポストの作り方
ちょっと前に作った木製コンポスト。1ヶ月ほど使っていますが、なかなか良い感じなので作りかたを紹介したいと思います。
コンポストとは?
コンポストとは「生ゴミや落ち葉などの有機物を、微生物や菌の力で分解発酵させた堆肥のこと、もしくはその堆肥を作る道具」です。
こう書くと、なんだか難しそうな感じがしますが、実は堆肥を作るのはとても簡単なんです!
これからの季節は、気温も上がり、微生物の活動が活発になってきます。
この機会に、簡単便利なコンポストを作って、ちょっとしたエコ生活を送ってみませんか?
コンポストをすでに持っている方にはこちらがおすすめ
木製コンポストの作り方
まずは、材料の調達です。
今回は、近くのホームセンターで売られていた合板の端材を使います。厚み12mmの、ラワン合板です。
庭先にチョコっと置ける程度の大きさにしたいので、出来上がりの大きさを横幅400mm×奥行き300mm×高さ350mmにします。
ホームセンターで購入する場合、お店で木材カットもしてもらうと、すぐに組み立て始められるので楽ですね。
ホームセンターの木材カットサービスについては、こちらの記事をどうぞ
【木材のサイズ】
前板と背板…400mm×350mm
側板(2枚)…276mm×350mm
底板1…376mm×276mm
底板2…400mm×300mm
蓋…420mm×370mm
蓋に付けるストッパー用の板(2枚)…275mm×100mm
木材の切り出しが終わったら、組み立てていきます。
まずは、前板と側板を接合します。微生物や菌が働くためには水分が不可欠なので、水に弱い木工ボンドは使いません。それに、ボンドが溶けて堆肥に混ざると嫌なので。
三辺の固定ができたら、次に底板を1枚取り付けます。
カット時の誤差や、木材の反り等があった場合、ここで調整してください。
次に背板を取り付けます。
これで、ベースとなる本体部分の完成です。
次は、底板をもう1枚取り付けて、二重底にします。底を二重にして、強度を出します。
生ゴミや土、水分が入るので、かなりの重さになります。設置後、場所を移動したいと思った時に、底が抜けてしまっては大変なので、しっかり強度を出しましょう。
すでに取り付けてある底板と、ネジ同士が干渉しないように、ネジ穴の位置には気を付けてください。
本体が完成したら、次は蓋を作ります。
蓋用の板の裏に、ストッパーになる板を固定します。
蓋の四隅を丸くしておくと、見た目も柔らかくなるし、安全ですね。
簡単に角を丸くする方法は、こちら
完成すると、こんな感じになります。
このままでもいいのですが、ずっと戸外に置いておくものなので、防水防腐のために塗装もした方がいいでしょう。
今回は、油性の着色ニスを使いましたが、ステインでも良いと思います。
色は、お好みで。塗料を購入するときは、「油性」「屋外用」と表示されているものを選んでくださいね。
完成
よく見かけるプラスチック製のコンポストよりもおしゃれではないでしょうか?これなら違和感なく庭先に置いておけると思います。
気になった方は、ぜひ作ってみてください!家庭のゴミも減るし、エコな生活ができるし、栽培物はよく育つし、一石三鳥のDIYです!
コンポストの使い方は、こちらの記事で解説しています。
最後に
このように端材で作ることもできますが、もちろんホームセンターで木材を購入して作ることもできます。
「せっかくなら、きれいな木材で作りたい」
「同じサイズでいくつか作りたい」
という方向けに、「木製コンポスト製作マニュアル」を作成しました(2020.10.15)。
以下の記事内でダウンロード可能です。ぜひご活用ください。
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