こどもと木工遊びをするときのポイント【保育でも使える】怪我の予防方法も

DIY

・こどもと一緒に木工遊びをしてみたいけど怪我が心配
・こども用のノコギリってあるのかな?
・保育(育児)で木工遊びをする時のポイント

こんな疑問に答えます。

【記事の内容】
・怪我をしないための準備
・おすすめのノコギリについて
・こどもと一緒に木工遊びをするときのポイント

僕は元幼稚園教諭で、保育でよく木工遊びを取り入れていました。
一番盛り上がった時には、こどもたちと一緒にノコギリやカナヅチを使って、ウサギの小屋を作りました。
その時も、怪我をした子はいませんでした。

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これで安心!怪我をしないための準備

木工遊びをする場所にブルーシートを敷く

まずは、木工遊びをする場所にブルーシートを敷きましょう。
ブルーシートを敷くことで「ここが木工遊びの場所」と意識することができます。
また、下に落ちた道具や釘、ネジ等を見つけやすくなることで怪我の予防にも効果的です。
もちろん靴は履いたままにしてくださいね。

釘の容器には磁石を入れておく

釘を出す時には、釘を入れている容器やトレーの中に磁石を入れておきましょう。
磁力で釘がまとまるので、バラバラになったり落ちたりしにくくなります。
ただ、強力な磁石を入れてしまうと、釘を取る時に磁石ごと持ち上がってしまうので、小さめの磁石かマグネットシートぐらいがちょうど良いかもしれません。

軍手はしなくても大丈夫

「木工=軍手」というイメージがあるかもしれませんが、僕は木工遊びに関しては軍手は必要ないと考えています。
実際、僕も木工をする時に軍手はしません。

なぜかというと、軍手をすると、指先の正確な作業ができなくなってしまうからです。
こどもだと軍手の指先が余ってしまったり、慣れていなかったりすることもあり、余計に指先を使えなくなってしまいます。

指先が使えなくなると、釘を取り損ねて落としたり、ノコギリの持ち手が滑ったりして、かえって怪我の危険が増える場合があります。
なので、基本的には素手でしっかりと道具を扱えた方がいいかなと思います。

どうしても木材のトゲが木になるようでしたら、事前にヤスリがけをしておくことをおすすめします。

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こども自身でヤスリがけをするのも楽しいですね。
 

おすすめのノコギリについて

ノコギリで怪我をする主な原因

こどもたちと木工遊びをしていると、やはりノコギリを使っているときの怪我が一番怖いです。これまで見てきた中で感じた「ノコギリで怪我をする主な原因」をまとめました。

刃が長すぎる

こどもの腕は、大人に比べて短いです。
そこに刃の長いノコギリを持ったら、取り扱いは難しいですよね。
ノコギリを出した時や、片付ける時に、不意に刃が体に当たってしまうということがよくあります。

切れ味が悪い

「切れすぎるノコギリは怖い」と考える人がいるかもしれませんが、実はまったく反対で「切れないノコギリ」の方が怪我はしやすくなります。
切れ味が悪いと、こどもは無理やりにでも切ろうとします。
無理に力を入れることで、ノコギリの刃が勢いよく木材から外れて体に当たったり、ノコギリの刃が歪んで想定外の動きをしたりすることがあります。

持ち手が滑る

大人でもそうですが、一生懸命作業をしていると、手のひらにも汗をかきますよね。
その汗で手が滑ってしまって、怪我をするということもあり得ます。

怪我の危険を減らせるおすすめのノコギリ

上記の原因を考えた時に、僕がおすすめするのは「ライフソー木工」です。

おすすめするポイントは
①全長31cm(刃長18cm)で取り扱いがしやすい
②替え刃式だから、つねに切れ味を保つことができる
③持ちやすく、滑りにくい持ち手の形状

実際の保育でも、このノコギリを使っていました。本当におすすめです。
ライフソー木工はこちらから購入できます

ノコギリを使う時の援助のポイント

切り始めは大人が手を添えて

ノコギリで木を切る時に、一番難しいのは「切り始め」です。

切りたい場所にノコギリの刃を合わせる→ゆっくり丁寧にノコギリを引く→線に合わせて切り進める

という難しい動作が組み合わさっているからです。
ある程度ノコギリの刃が進んでしまえば、その溝に合わせてノコギリで挽いていくだけなので、こどもだけでも進めることができます。
最初の切り始めに大人が手を添えてあげるだけで、怪我のリスクを減らして、作業もしやすくなります。

動きに言葉を合わせてあげる

「引く→戻す」という動きは、ノコギリ特有の動きです。
初めてノコギリを使うときは、この動きと力を入れるタイミングを合わせるのが難しいです。

僕は、こどもたちの動きに合わせて
ノコギリを引くとき→「グーっと引く」
ノコギリを戻すとき→「スッと戻す」
という声をかけていました。

「グーっと引いて、スッと戻す。グーっと引いて、スッと戻す」と繰り返し言ってあげることで、力を入れるタイミングを体で覚えやすくなると思います。

この時に、「ノコギリは引く時に切れる」ということも伝えていくとより良いのではないでしょうか。

マイターボックスを活用する

マイターボックスとは、ノコギリで正確な直線を切るための道具です。

ボックス内に木材を入れて、溝に合わせてノコギリで切ることで真っ直ぐ切ることができます。

ノコギリの刃がボックス内で動くため、怪我のリスクも減らすことができます。
また、真っ直ぐ切り進めることで、途中でノコギリが木材に引っかかって動きにくくなることがありません。
木材の大きさによって、マイターボックスの使用を検討するのもいいと思います。

木材を真っ直ぐに切ることで、怪我のリスクを下げることができます。

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マイターボックスは、Amazonで購入できます。
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まとめ

ここまで、釘やノコギリの扱いを書いてきましたが、道具を使うことが木工遊びではありません。
むしろ、道具は補助的なもので「木に触れる」「木を使って遊ぶ」ことが中心でなくてはなりませんね。

小さな木片をボンドで貼り付けたり、木に色を塗ったりすることから始めると、無理なく楽しむことができると思います。

たくさん木片で遊んでいく中で、
「このぐらいの長さの木が欲しい」
「ボンドだとはずれちゃうから、もっとしっかり止めたい」など、
こどもたちから必要性が出てきたら、ノコギリや釘などの道具を出していくのがいいでしょう。

段階を踏んで進めていくことで、木材や道具の扱いに慣れて、怪我もしにくくなると思います。

この記事を書いた人
さとし

二児の父。静岡在住。年間100以上の本を読みます。
趣味のDIYや読書について投稿します。
最近はダイエットにも挑戦していて、半年で10kgの減量に成功しました。

DIY、健康、読書メインの雑記ブログです。

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