DIYでよく出会う「1×4材」「2×4材」って何だろう?
そんな疑問に答えます。
「1×4」「2×4」の読み方は?
まずは読み方が気になりますね。
「1×4材」→「ワンバイフォーざい」
「2×4材」→「ツーバーフォーざい」
と、それぞれ読みます。
数字を英語読みにして、「×」を「バイ」と読めばオッケーです。
他にも「1×6」「2×6」などがありますが、「ワンバイシックス」「ツーバイシックス」と同じパターンで読みます。
「1×4材」「2×4材」って何?
木材の木口(断面)のサイズで規格化された木材
「1×4」や「2×4」の表記は、「厚さ×幅」を表しています。もともとは「1インチ×4インチ」という具合にインチでのサイズを表していたようですが、現在では正確なインチのサイズではありません。
「1×4材」のサイズは、「19mm×89mm」。1インチは25.4mmなので、1インチ×4インチにはなっていませんね。
もともとはインチで表記されたサイズだったものが、木材需要の増加や使い勝手の良さにより、少しずつサイズを小さくしていったと言われています。
よく使う「1×材(ワンバイ材)」
この他にも、1×3(19mm×63mm)、1×8(19mm×184mm)などがあります。
よく使う「2×材(ツーバイ材)」
この他にも、2×2(38mm×63mm)、2×8(38mm×184mm)があります。
長さは?
購入する時には、長さを知っておくことも大事ですね。長さはフィート(ft)で表記されていることが多いです。
下の表の5種類があります。
表記 | 読み方 | mm換算 |
---|---|---|
3ft | 3フィート | 910mm |
6ft | 6フィート | 1820mm |
8ft | 8フィート | 2438mm |
10ft | 10フィート | 3050mm |
12ft | 12フィート | 3650mm |
ワンバイ材、ツーバイ材のメリット
全国どこでも手に入りやすい
ワンバイ材、ツーバイ材の材料となるSPF材は、生長が早い針葉樹が使われています。大量生産が可能なので、全国どこでも安定した供給が可能です。価格も安価に抑えることができるため、DIYの入門用としても強い味方です。
同じサイズの木材を、全国のほとんどのホームセンターで購入できるというのは便利ですよね。
木材については、こちらの記事でまとめています。
加工がしやすい
SPF材は、柔らかく加工がしやすいという性質があります。
ノコギリで切ったり、ネジを打ち込んだりしやすいので、初心者でも簡単に加工することができます。
面取り、研磨の手間がない
一般的に流通しているワンバイ材、ツーバイ材は、あらかじめ表面に研磨が施されています。角の面取りもされているので、すぐにDIYに取りかかることができる上に、仕上げも簡単に済みます。
塗装なしで、木の温もりを活かした作品作りに向いています。
ワンバイ材、ツーバイ材のデメリット
傷つきやすい
柔らかく加工がしやすいメリットがある反面、どこかにぶつけたり落としたりすると傷が付きやすいというデメリットもあります。
運搬や作業の際には、慎重に扱いましょう。
虫の被害に合いやすい
柔らかい木材は虫にも好まれます。虫に食われると腐りやすいので、気になる場合には塗装をしましょう。防虫防腐処理加工済みのものも市販されているので、屋外で使用する場合には検討してみるのもいいですね。
反りや捻じれが出やすい
湿度の変化で膨張・収縮が起きやすい木材なので、反りや捻じれが生じることが多いです。購入の際には、目視でしっかりと確認する必要があります。
ただ、多少の反りや捻じれであれば、組み立ての時にネジで修正することもできるのであまり神経質にならなくてもいいかなと思います。
まとめ
今回は、ワンバイ材、ツーバイ材についてまとめました。
DIY入門としてはもちろん、様々な作品を作る時に便利な木材です。サイズが決まっていることもあり、図面を書く時もラクです。
ぜひDIYに活用してみてください。
ワンバイ材のみで「どうぞのいす」を作りました。
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